陸前高田市立高田第一中学校に行ってきました。

陸前高田市立高田第一中学校

陸前高田市立高田第一中学校に行ってきました。

そう、あの「奇跡の一本松」から車で5~6分の高台にある学校です。学校の周りはあわただしく建設用機械や大型トラックが行きかい大勢の作業員の方々が復興作業をしていました。

学校から一本松まで見渡す限り更地になっており海に至るまで遮るものは何もありません。海岸線にあの一本松が正に一本だけ立っています。かつてこの海岸線に7万本もの松が植わっていたことは想像することもできません。

学校からは今年の7月29日にファックスをいただきました。送信者欄に陸前高田市立高田第一中学校とありびっくりしました。東日本大震災で壊滅的な被害を被った地域の学校です。

その後担当の村上先生からお電話をいただき、生徒たちが今回の震災で全国の皆さんに励ましや支援をいただいた、そのお礼に自分たちで何かできないかと思いアルボラに寄付するためにアルミ缶を集めたと伺いました。

お話を伺い早速回収準備に取り掛かり日程を調整し、9月5日にお伺いしました。アルボラの北限更新です。横須賀から1トン車で岩手まで年寄りが行くので安全を考えて2泊3日で行ってきました。

学校に着くと村上先生と千田副校長に出迎えていただきました。そしてこの広大な地域の土地を最大10メートルかさ上げしたのだと伺いました。私は思わずそのための土はどこから持ってきたのですかと伺うと、山が一つなくなりましたとのこと…。

そして千田副校長が高田第一中学校の以前の航空写真を持って来てくださいました。そこには、緑の山に囲まれた校舎が写っていました。先ほども言いましたように現在学校から海まで遮るものは何もありません。

ホームルームが終わり厚生委員会の生徒諸君がアルミ缶を持って来てくれました。今回の活動を「アルミカンクラスマッチ」と称し、全校でアルミ缶集めを競ってくださいました。集まったアルミ缶の量は3243個(500ml缶も含まれていましたので)約54㎏75食の学校給食に相当します。先生方も集めてくださった様子が集計表で分かりました。ありがとうございました。

生徒の皆さんはその後大型観光バス(スクールバス)数台でそれぞれの仮住まいに帰ります。

私も宿泊先に向かいましたがカーナビに写る道はなく以前の街並みの地図を見ながら今は真新しい道を道路工事標識の行き先案内を頼りに走りました。土地の人に聞くと頻繁に道も変わり土地の人間でも迷うほどだということです。

震災の傷跡はまだまだ癒えていないということを痛感させられました。その中にあって、感謝の気持ちを忘れない生徒諸君に私の方こそ感謝の気持ちでいっぱいです。

最後に皆さんからお土産までいただきました。

本当にありがとうございました。